空を駈ける

まっ青な秋がやってきた
空を駈ける白竜になって
君に会いに行こう

君を見つけたら
僕の背中に乗せて
ふたり大空を駆けめぐろう

君の行きたいところ
どこでも連れてってあげるよ

生まれたての朝の光の中も
まぶしい海の光も
僕たちを包んでくれるよ

紅葉した山々を右に左に
自由自在な僕らの旅

向かい風に向かって
さぁ　行くよ
僕につかまって

穴の開いた空の天井を
ふたりで
ふさぎに行くんだ

嵐がきても
ふたりなら
怖いものなど　何もない

　　　　　　　　　　　　　　　　たんぽぽ